音声作品のオタクが耳かき店に行ってみた
この記事はKMCアドベントカレンダー 4日目の記事です。
前日はkmcid: bu4さんの 第二回おかし会を開催しました。です。
次の日はkmcid: pelkさんの 好きなカードデザインの話 です。
どちらも興味深い記事なので見てみてください。(なんで次の日の既読なの?)
adventar.org
どうも
さっそく遅刻しました。kmcid: nosです。
KMC4回生、一応プログラマーということになっています。
下宿を離れていた反動で一生ゲームしていました。
最近はスプラ2とAPEXをやりまくっています。上手くなりたい!
音声作品?
音声作品って聞いてピンと来ない方は多いと思います。
と書きだそうと思ったのですが、最近だと案外通じそう。
すっかり世間に浸透してしまいましたね、ASMR。
音声作品というとASMRより意味が広くて、いろんなシチュエーションのボイスがあり、癒し系、催眠系、エッチなもの、ニッチなもの etc………
ぼくはいつもDLSiteで買っています。便利ですよねDLSitePlay。
(ここにDLSiteの購入金額合計を貼ろうとしたらDLSiteのUI改修以降合計出なくなってた。なんで?)
今回の経緯
さてそんな音声作品の中でもぼくがかなり好きなシチュエーションが「耳かき」。
最初に「耳かきボイス」に触れたのは中学の頃で………という話はまたの機会に。
耳かきボイスのシチュエーションで「耳かき店」というものはかなりメジャー。
作品のあとがたりで声優さんの「耳かき店普段からいってます~」なんて話も聞く。
「普段作品で触れているシチュを実際に体験する」
この行為、これ以降の作品の体験を著しく変化させてしまう魅惑的かつ危険な行為。
絶対やってみたい。
と思うこと早数年。
しかし耳かき店に行く機会には恵まれなかった。
(まあ耳かき店に行く機会なんて普通一度たりともないですが………)
ねだるな、勝ち取れ、さすれば与えられん。
ということで先日東京に行ったときに他のオタクさんに無理言って別行動させてもらいました。
行ってみた
秋葉原駅
ここでオタクさんたちと別れる。
秋葉原総本店って言うから駅から近いのかなーとか思ってたけど徒歩10分くらいだった。御茶ノ水総本店やないかい!
さて、10分も歩く間にイメトレをする。
耳かき店監修の音声作品。散歩のお供はこれしかない。
ではお供も決まったので会話デッキを組み立てる。
やはりオタクなので女性と喋らなきゃいけないという緊張はすごい。
会話デッキくらいは無いと本当にその場で吐いてしまう可能性すらある。
まずは「どこから来たんですか?」「何しに東京に?」みたいなありがちな物の答えは用意したい。
「音声作品で気になって来てみたんです~」
とかは詰まった時によさそう。
相手がオタクなら今季のアニメの話もありえるか………?
なんて。
というか秋葉原歩いてると客引きのメイドさんがいっぱい居て怖いよな。
ビラとか断るの苦手なタイプなので「お兄さんどうですか~?」みたいに声掛けられたら無視して歩くのに精神力半分は持ってかれる。
どうすればいいの?コメント欄のみんな~!教えてください!
耳かき店
そんなこんなで耳かき店に着く。「ひざまくら みみかき」の看板。
アパート改造したみたいな感じだ。階段の入り口せま。
階段を上ると受付の部屋。甚平(?)を着たお兄さんがいる。
よかった。取り敢えずここで殴り倒されるとかカツアゲされるとかはないらしい。
予約の有無確認やコースの説明を受ける。
コースは 30分、60分、90分、120分 とあって施術内容が色々増えてく。
これについてはホームページやGoogleMapの画像を見た方が分かりやすそう。
あ、今更ですが耳かき店は健全なお店です。
ここでは予定していた30分コースを選択。人待たせてるし。
料金は3200円。相場はあんまり分からないけどまあほどほどなのかな。
待合室の漫画のラインナップや音声作品のポスターを眺めていたら案内された。
受付より一個奥の部屋 着物の女の人 小町が立っていた。
「よろしくお願いします。」「アッ………っす。」くらいの会話はしたかも。*1
うーん顔見れない。コミュ障なので。取り敢えずついてく。
其の一
カーテンでアパートの一室が4か6等分くらいに分けられている部屋。オレンジで薄暗い照明。
一番手前のしきりに案内され、靴を脱いで畳に座る。
「お茶は緑茶とほうじ茶どちらがよいですか?」「アッほうじ茶で……」
「温かいのと冷たいのがございます。」「アッ冷たい方で……」
すごい。冷たいほうじ茶が出てきた。会話が通じてる。
ほうじ茶を二口くらい飲んでたら小町の方の準備が出来たらしい。なるほど、どうやらぼくは反対向きに座っていたみたい。確かに通路側を向いて正座するのはおかしい。
小町の方を向くと、畳の隅にイヤホンの刺さったSwitchが見えた。これで客が来るのを待ってると思うとちょっとエモい。
ぼくの知る限りではこの辺で雑談が発生するんだけど、今回はなかった。
多分ぼくがコミュ障なのと30分コースだからだろう。
隣の仕切りから「鼓膜振動マッサージ」*2の音が聞こえる。ホントにこんな音するんだ。
小町の方の印象は メガネ、マスク、茶髪 って感じ。それ以上の言葉であんまり女性を形容する方法を知らない。アニメキャラならばここに声優も書くべきだが。
(ちなみに在籍小町を調べたらメガネの人は一人しか見つからなかった)
其の二
「それでは、こちらに横になってください。」
ついに。
ひざまくらパートです。
(こちらってどちら?床?まさかピザ?)と5秒ほど固まってしまったが、5秒で済んだのは
ママ以外に膝枕されるのは初めてだ。まあ小学生の頃にママンにされたものとあんまり変わんない。
というか膝で張った着物の上に頭が乗ってるって感じだ。まあ実際足に頭乗せたら辛そうだしな。これが膝枕のコツなのか?
取り敢えず一番の難所は超えた。
「耳つぼマッサージを始めさせていただきます。」
耳つぼマッサージが始まる。
ぼくの耳たぶがどんどんフニフニといじられていく。
普段は音しか聞いていない耳つぼマッサージ。実際に触覚が伴ってくる。気持ちいいです。
音声作品と比較はあまりできないかも。別物。というのがぼくの感想。
其の三
耳かきです。
気持ちいいです。(小並感)*3
小学生にママンにされたのの上位互換。
結構細めの耳かき棒(多分)でいい感じの力加減でお掃除してくれます。
下宿では匠の技*4をカッターで細くした耳かき棒を使ってるけど、これよりも細く感じた。力の掛け方や耳かき棒の入れ方がそう感じさせたのかもしれない。
このあたりで、隣の仕切りの会話が気になってくる。ちょっと後に入ってきたお兄さんは結構小町と会話しているみたいだ。
「すごい荷物ですね~今日はどちらから?」「岩手に旅行に行ってて~」
「自分新卒一年目なんです。」「そうなんですね~」
みたいな。(二週間経っても覚えてるのキモいな……)
そんな会話を聞きながら「オレがコミュ障だからか!?」ってずっと考えてた。コミュ障の勇者の成り上がりなので。
音声作品との比較なんですが、こっちも出来なかった。普通に別物として体験したらいいと思います。
其の四
起き上がって肩もみです。
ここでひとつ、
お知らせがあります。
いいですか?
これが一番気持ちよかったです。
すげー気持ちよかった。
ここまで全然会話なかったけど、ここでは
「お兄さん、あり得ない程肩凝ってますね~」
「え、ホントですか?」
「はい、異常ですね~」
「毎日ゲームしてるお陰ですかね~」
くらいの会話をした。そのくらい凝ってたらしい。*5
肩もみ、肩たたきをしてもらって施術は終了です。
料金は先払いなので、このまま外へ出ます。
ポイントカードは作りました。
完走した感想
完走した感想ですが、まずは
30分コースは足りない。
これに尽きる。
女性に耐性があんまりないことや、あまりに解釈違いだった場合を考えてお試しで一番短いコースにした。これが一番の失敗だったと思う。
自分の価値基準として「想像を超えてくるかどうか」って結構大事なんですけど、今回は想像は超えてこなかった。
折角なら耳のうぶ毛処理や鼓膜振動マッサージ*6は絶対に体験しておくべきだった。
耳マッサージと耳かきは正直ママにやってもらったものからある程度予想が付くと思う。ならここでしか体験できない施術を受けておくべきだった。
あと、耳ふーはなかった。これは多分コロナの影響だと思う。平常時はあるらしい。オレが盾だからじゃあないはず。
肩もみが一番気持ちよかったので、今度普通にマッサージ店に行こうと思います。オススメがあったら教えてください。
まとめ
- よほど自信がない場合を除いて、初めてでも60分コース以上がオススメ(長いコースは予約じゃないと多分難しい)
- 中で何が起こるのか分からなくて怖い場合は監修の音声作品を聞くとよい。施術の流れは同じ
- 小町の指名ができるので、小町一覧や評判を見て指名・予約をしていくとよさそう
- 音声作品とは割と別物として考えた方がいいかも(音声作品はシチュや声を重要視するタイプ)
- 耳ふーが体験したかったらコロナ禍は微妙かも?
- 隣の仕切りの声が気になるのはどうにかならんかな~
- 総本店なら駅は御茶ノ水駅の方から行った方が歩かなくて済む
いかがだったでしょうか?結局音声作品のオタクである意味あった?ありませんでした。
東京まで行って60分コース5200円払うよりも一旦音声作品買ってみた方が安いので、一旦音声作品買ってみるといいんじゃないでしょうか。
音声作品から興味を持った方は一度行ってみるといい経験になるかもしれません。そのときは60分以上でね。
では~
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